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SSDにもHDDと同じように寿命があります。
「えっ?HDDみたいにディスクはないのになんで寿命があるの?」と思われた方もいらっしゃると思います。実はSSDのようなフラッシュメモリにも寿命があるんです~(・。・。)
こちらのページでは、SSDの寿命とその理由について、イメージイラストを使ってわかりやすく解説していきたいと思います(^o^)/
SSDのメモリの内部はこのようになっています。電子がデータで浮遊ゲートと呼ばれる部屋に格納されています。トンネル酸化膜は通常、電子を通さない絶縁体になっています。
データを取り出したり保存したりする場合、トンネル酸化膜に電圧をかけます。すると上図のようにトンネル酸化膜に道ができ、電子(データ)が行き来できるようになります。
しか〜し!これを何万回も繰り返していると、電子の通り道が劣化してきて、電子(データ)が通れなくなってしまいますΣ(T□T)
こうなると電子(データ)が行き来できなくなるので、「寿命がきた=壊れた」ということになってしまうのです!
いかがでしょうか?以上がSSDに寿命がある理由です。
ちなみにSSDのメモリには、SLC(シングルレベルセル)とMLC(マルチレベルセル)があります。(SLCとMLCの詳しい説明はこちら→SSDの表記(スペック)の読み方)
SLCでデータの書き換え限界回数が5万回〜10万回。MLCでデータの書き換え限界回数が5000回〜1万回程度です。
ただしこれは2010年時点での寿命ですので、これからはどんどん進化していくことでしょう(o^∇^o)ノ
ちなみにSSDには自然放電ということもあります。
SSDを一度も使わずデータを残したまま長期保存しておくと、トンネル酸化膜が劣化してきます。こうなると格納されていた電子(データ)が勝手に外にでてきてしまいますΣ(T▽T;データ化けと言ったりします。
このようにSSDもHDDと同じように寿命があります。SSDの寿命は個人レベルでの使用で、だいたい3〜5年ぐらいといわれています。
まだまだSSDも発展途上ですから、寿命においては2010年時点では、HDDに一歩譲っています。ただし後5年もすれば、SSDの寿命も大幅に伸びているでしょうね(゚ー゚)(。_。)ウンウン
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└ SSDの寿命と寿命がある理由